伊勢海老の名称が初めて記された文献は、1566年言継卿記の日記『言継卿記』と言われています。
江戸時代には、井原西鶴が『日本永代蔵』や『世間胸算用』で、江戸や大阪で諸大名などが初春のご祝儀とするため、伊勢海老がきわめて高値で取引されていたと書かれています。
伊勢海老という名の語源は、伊勢が伊勢海老の主産地の一つとされていたことに加え、磯に多くいることからイソエビからイセエビになったという説があります。
伊勢海老を正月飾りとして用いる風習は現在も残っています。伊勢志摩では、正月の鏡餅の上に載せるなど、祝い事の飾りつけのほか、神饌としても用いられています。
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伊勢海老(季節限定)この地方では、例年10月1日より伊勢海老漁が解禁されます。 |
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海老丸膳(季節限定)伊勢海老酒潮焼き、てこね寿し、季節の造り、サザエ旨煮、フライ(二種)、小鉢(二品)中椀漁師汁(伊勢海老入り)、漬物付 3,300円(税込) |
牡蠣はウグイスガイ目イタボガキ科に属するニ枚貝の総称で、世界中に約100種類、日本沿岸にも約20種類が分布しています。
牡蠣は、その高い栄養価から「海のミルク」とも言われます。そのまま生で食べるのも美味しいですし、焼いたり、フライにしたり、炊き込みご飯やカレー、パスタまで幅広く料理に使われます。また、オイスターソースや牡蠣醤油などの調味料の他、貝殻も、肥料、薬用、化粧品、顔料、建築資材など様々なことに利用されています。
私達が食用としている牡蠣は、マガキ属に属すものが大半で、秋から旬を迎える真牡蠣をはじめ、夏が旬の岩牡蠣などもマガキ属です。そのほか瀬戸内海地方の名産品であるイタボガキ、フレンチ料理で利用されるヨーロッパヒラガキなど、イタボガキ属に分類される牡蠣も人気ががあります。
牡蠣は、食用に適した時期と、食べられない時期に分かれる魚介類としても知られています。これは産卵期になると精巣と卵巣が増大するため。真牡蠣の場合は秋~冬が旬で、「花見を過ぎたら牡蠣を食うな」という言葉があるように夏は食用に適さない時期となっています。しかし、流通や冷凍技術が発達した現代では通年、牡蠣が食べられるようになりました。
ワカメの根元にある葉状部の中で厚く折り重なってひだ状になった部分をめかぶと呼びます。アルギン酸やフコイダンなどの水溶性食物繊維(ぬめり成分)やミネラル、エイコサペンタエン酸などの不飽和脂肪酸を葉の部分よりも多く含みます。お湯に通すと褐色から鮮やかな緑色に変わります。刻むと納豆ようなぬめりが出るのが特徴です。
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めかぶ伊勢うどん伊勢志摩のリアス式海岸の入り組んだ地形は、山と海の距離が非常に近く、ミネラルなどの栄養分を含んだ水が川を伝って湾へ流れ込みます。その栄養豊かな海で育まれためかぶは歯応えがあり、独特の粘りが特徴です。地元では春先の海藻として親しまれ、湯引きをし鮮やかな色合いとなっためかぶは、出汁や酢で食べたり、各種トッピングの具材等、素材そのものを活かした形で食べられています。 670円(税込) |
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海鮮丼伊勢志摩産の地魚を中心に、本日一押しの魚介をたっぷりのせました。 赤だし、漬物付 2,200円(税込) |
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握り寿司(写真は特上です)地元の魚介を使った、本格握り寿司です。 <特上>10貫+巻物、茶碗蒸し、赤だし 4,400円(税込)
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