今から約300年前のおかげ参りの様子を再現した歴史館です。映像館と街並みの案内でお楽しみください。
人々は「伊勢」に何を求めたのか?
「おかげ参り」とはいったい何なのか?
その答えを探してみてください。


館長
三重県伊勢市宇治中之切町おかげ横丁内 0596-23-8844

 

おかげ参りのこと

横丁でもっとも大きい建物で昔の芝居小屋風につくられた「おかげ参りの歴史館」です。 「伊勢に行きたい伊勢路が見たい せめて一生に一度でも わしが国さはお伊勢に遠い お伊勢恋しや参りたや」と伊勢音頭に唄われたように江戸時代、伊勢は大変憧れの土地でした。しかし当時は、たとえば江戸から伊勢へ来るのに片道15日という日数を要しました。
交通手段も宿泊施設も整っていない江戸時代に、なぜ日本の五分の一もの人が伊勢に押し寄せたのでしょうか。そして何を考え、どのような覚悟で、どんな方法でやってきたのでしょうか。この江戸時代の参宮ブーム「おかげ参り」の賑わいの様子を、二分の一スケールの縮尺模型で再現した「テーマ館(町並み)」とその謎を解き明かす「歴史館(映像シアター)」を巡り“おかげの心”“日本人の心のふるさと伊勢”についてご紹介いたします。
お時間のある方は案内人がおもしろおかしく、そしてちょっぴりためになる案内をさせていただきます。お時間の無い方はご自由にご覧いただくこともできます。
☆おかげ参りとは?
江戸時代に庶民の間で起きた爆発的な伊勢参宮ブーム「おかげ参り」のはじまりは、元和三(1615)年頃。その後はおよそ60〜70年に一度の周期で続きました。
「おかげ参り」がおきた理由は三つ。まず一つ目は、伊勢神宮が皇祖神を祀る神社で、祭神が当時多くの庶民が携わっていた農業と深く結びつく「天照大御神(太陽神)」と「豊受大御神(衣食住・産業神)」であったこと。
二つ目は、伊勢信仰を広めようと活動した「御師」とよばれる神主たちの影響。彼らは檀家を訪ね歩き、神宮について参宮費用を積み立てさせるなど、人々に伊勢参宮を勧めました。また、お払いから宿泊・観光案内まで広く請け負い、旅行代理店のような役割も果たしたといいます。
そして三つ目は、街道沿いの住人等が無償で行った施し「施行」により、無銭でも無事に伊勢までたどり着けたこと。握り飯の振る舞い、わらじの無料配布、農耕馬を使った人の運搬など、これらは全て伊勢人の信仰心の表れでもありました。
本来、伊勢参宮は自然に生かされし己を知り「おかげさま」の思いで詣でるべきもの。伊勢参宮のあるべき姿を、おかげ座でご体験ください。

 

 
歴史館(映像シアター)

 

江戸の昔、老若男女が様々な思いを抱いて伊勢に集まりました。ある人は何年もお金を積み立てて(伊勢講)、ある人は村を代表して(代参)、またある人は仕事や家事をほっぽりだして(抜け参り)、遠い道のりを歩いて、時には危険を冒してまで伊勢をめざしました。その不思議と訪れた多くの人々の出会いを歴史館の映像体験をとおして発見してください。
 
映像シアター

 

 

テーマ館(町並み)

 

凝縮された伊勢の町並みと行き交う人々の表情から、心が通うふれあいと参宮の様子を垣間見ることができます。出会いの笑顔、感謝の顔、旅する人々、迎える人々など様々な人間模様が展開します。街道の中の短い会話で示される旅人の驚きや、喜びの声をお聞きください。また、伊勢音頭や伊勢歌舞伎など文化の発信の拠点として賑わった“古市”にスポットを当てた美しい情景とジオラマも是非お楽しみください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

観覧のご案内
 
観覧所要時間
約30分
入館料
大人
300円
小人
100円
団体(20名様以上) 大人
200円
団体(20名様以上) 小人
50円
※団体様の場合、ご予約を受付いたしております。
TEL 0596-23-8844
 
 
運営:有限会社伊勢福