お伊勢詣でて福持ち帰る。
今から二千年の昔、常世の国(海の彼方にあるという理想郷)より絶えることなく波が打ち寄せる神聖な地として、天照大御神様がお住まいの地に選ばれた伊勢は、古くからの「縁起処」。このめでたい土地から、招き猫に託して福のおすそ分けをするのが吉兆招福亭です。
吉兆招福亭は、おかげ横丁の中程、大きな石猫が目印です。たくさんの猫たちが、皆様をお待ちいたしております。

スタッフ一同
三重県伊勢市宇治中之切町おかげ横丁内
 
 
お伊勢詣でて福持ち帰る
 

[吉兆招福亭咄]

平成の御世の五年の秋に、伊勢の大神宮の御遷宮があり、その夏のこと、鳥居前町に『おかげ横丁』という小さな横丁が出来た。自然の恵みに感謝し、太陽に日々手を合わせる人々が住むところ。おかげの心を、そのまま名前にしてしまったそうな。
 そのおかげ横丁の中ほどに、吉兆招福亭という大層めでたい屋号の店があり、中を覗いて見れば、いるわいるわ、招き猫が所狭しと勢揃い。どの猫も福々しく、かわいらしいものばかり。店主が日本全国を歩き回って集めた珍品の猫から、蕎麦屋の店先に居るあの猫まで、約千種類の招き猫。その招き猫を買った人達は、皆ニコニコとうれしそうに帰っていく。招き猫を作った人、買ったお客様、それをいただいた人へと、招き猫につながる全ての人に福がついてまわると評判になっている。
そんな店が、おかげ横丁の吉兆招福亭。

 


 
吉兆招福亭オリジナル『伊勢路のご当地招き猫』
 

伊勢に行きたい伊勢路が見たい せめて一生に一度でも と伊勢音頭にも歌われ、江戸時代には「おかげ参りはええじゃないか」と庶民の熱狂的な支持を受け、弥次さん喜多さんも向かったお伊勢さん。
あこがれの伊勢に向かう街道筋には、様々な歴史があり、多くの名産品も出現しました。
そこで、平成21年の来る福招き猫まつりテーマ「いいご縁を橋わたし」にちなみ 縁起の良い招き猫と伊勢路の風物や名産品を取り合わせてみました。
名付けて“伊勢路のご当地招き猫”です。

桑名 = 名物の蛤(はまぐり)
はまぐりにゃんこ(中)2,100円(雲林院ユカリ作)

伊賀 = ご存知伊賀忍者
伊賀忍者招き猫 3,150円(春日部張子 五十嵐健二作)

松阪 = 江戸庶民の粋なファッション松阪木綿
招き猫きもの 10,500円(高畠 詠美)

四日市 = 伝統工芸品の日永うちわ
日永うちわ招き猫(中) 3,150円(服部京子作)

伊勢 = 伊勢音頭、伊勢海老、伊勢うどん
伊勢音頭招き猫 5,250円(本間左小里作)
伊勢海老持ち招き猫 3,675円(本間左小里作)
伊勢うどん持ち招き猫 3,675円(高畠 詠美作)

熊野 = 熊野詣での証 那智黒石
那智黒石招き猫 315円(岡室碁石)

※一部をご紹介させていただきました。
※売り切れの際はご容赦願います。

 

 
おかげ参り猫

遠い昔(1650〜1890年頃)お伊勢参りの旅は、神々の「おかげ」をいただき生かされていることに感謝する気持ちとともに伊勢の文化にふれたいという憧れと敬慕にみちていました。
宇治橋渡始式が行われる本年、おかげ参りの姿を縁起物の招き猫で表現しました。
宇治橋渡始にちなんだ限定製作品(雲林院ユカリ作)でございます。

おかげ参り猫 2,900円

ネットショップでもお求めいただけます >>

 
 
 
招き猫あれこれ
 
招き猫の代表的なものをご紹介致します。

常滑焼
愛知県は知多半島に位置する常滑。古くから、水瓶や土管などを作ってきた焼物産地。常滑焼きの招き猫は、蕎麦屋などの店先でお馴染みの、頭が大きくポッチャリとした招き猫です。
本体は素焼製で、その上に直接塗料で絵付がされてるため、時間が経つと埃を吸って煤けてきてしまいます。しかし、そこがアジだったりもします。

瀬戸焼
陶器と言えば『瀬戸物』と言わしめるほど有名な焼物の生産地。常滑と同じく愛知県に有ります。
瀬戸焼の招き猫は、細身で磁器製の招き猫が主流でしたが、現在では日本一の開発能力を活かし、様々な形状の招き猫が生み出されています。

九谷焼
加賀百万石が育んだ九谷焼。
九谷焼の招き猫は、九谷焼の特徴である五彩と呼ばれる鮮やかな絵付や、細い穴から絵の具を搾り出して立体的に絵付けを施す、『盛(もり)』と呼ばれる技法など、手の込んだ作品が多いのが特徴です。瀬戸と同じく磁器で出来ています。

張子
木型や焼物で出来た型に直接和紙を張り、小刀で切りはがしてから元通り貼り合せて作られています。選挙の時におなじみの、あのダルマさんと同じ製法。
そのため、張子の招き猫はダルマ生産地と同じ所で作られていることが多く、群馬県の高崎や、東京都の多摩などが昔から知られた張子の招き猫生産地です。

木彫り
意外と少ないのがこの分野。焼物や張子に比べると大量生産に向かないため、価格も上昇気味です。最近では、人件費の安い海外で作られたものが主流となっていますが、伊勢の伝統技術である「伊勢一刀彫」で作られた招き猫もいます。

現代作家
江戸時代に生まれた招き猫も、吉兆招福亭の守り神、『猫童子』を制作された、もりわじん氏などにの様に、既存の招き猫の枠を超え、様々な分野の作り手たちによって個性的に表現されるようになりました。

郷土玩具
そもそも招き猫とは、民衆の素朴な信仰や、地域ごとの文化に根ざした土着的な縁起物でした。これは招き猫だけではなく、干支や節句人形、凧や独楽などにも当てはまり、このような手仕事で作られる素朴な手工芸品を、総じて『郷土玩具』と呼びます。
また、この分野には熱烈な愛好者も多く、招き猫愛好家の最後の到達点とも言えます。
しかし最近では、製作者の高齢化や後継者不足などにより、その存続が危ぶまれています。
運営:有限会社伊勢福